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久々にゼルビスのことでも。

大学二年の時に免許とって、書き換えに行ったそのままの足で引き取って、慣らし運転して(俺の慣らしだけど)そのまま走りに行って、それでその日のうちにこけて左手首にヒビ入ったけど、それ以外の怪我は腕をすりむいただけで。
ゼルビスはカウルが割れて、マフラーもガリガリで、フロントフォークも曲がってしまった。見るも無残で、走るのも辛い。でも、何とか走ることはできた。
でも納車日にそんなことするもんだから、おじさんたちに怒鳴られてくっそこええ思いして、修理するかどうかってのは俺に選択権がなかったから、その連絡待ちだった。
直していいというお触れが出て、俺のバイクライフはそこから始まった。
年に何度か思い出す。このバイクは俺のバイクだと。

電車通学だった大学へは、バイク通学に切り替えた。
浸かっている路線が、近隣の女子大の学生の声でうるさくて、イヤホンをした上で大音量で音楽を聴いていないと耐えられないものだったからだ。それに、バイクで通学した方が交通費が安くあがる。金銭的な面は、すべて叔母に任せてあったので、自由にできなかったところもある。が、それはそれで今はよかったと思っている。使い込むこともなく、生活は保たれていたからだ。ただし、金銭面でのことだけだ。
小遣いは少なかったけどな。その額面でやっていけるわけがねえよ、自分とこの子供がどうとかはいいよ、俺も弟も世話になったとは思っているし感謝しているけれど、あなたたちの子供になった記憶はねえよ。いつもそう思っていたよ。血のつながりがあるのは叔父のほうだからというのもあるけれど、俺はこの人たちが苦手だ。今でもそうだ。嫌いじゃないけれど、苦手だ。一生苦手なままだと思う。

ゼルビスで色々なところへ行ったよ。
寧ろ、ゼルビスがいたからこそだ。どこへでも行けるって思ってた。
鬼岩へ行ったこと、土岐の野池を見つけたこと。
山田氏と一緒に養老へツーリングしに行って、帰りにレギュレータ壊れたこと。
山田氏の仕事先のユニックで輸送してもらったのもいい思い出。
何度こけて、何度直してってしたかな。もうそれは覚えてない。
ただただ、ゼルビスで走ることがとても楽しかった。

バイクに乗ることによってやれることが増えた。
単純に、足ができたってだけじゃなくて、そのおかげで友達が増えた。
ロングツーリングは、計三回かな。
四年の時に長野乗鞍高原登山、去年、長野と伊豆へキャンプ。
それ以外には、土岐や恵那へ何度も行った。
深夜に名古屋港とかも行ったよ。
雪の中、バイト先から引いて帰ってきたこともあったな。
懐かしいなどれもこれも。
ダム巡ったのもゼルビスだったよ。
あいつとの初デートもゼルビスだった。
それ以前に、好きな子乗せて色々走り回ったのもゼルビスだ。
知らん車の後ろにぴったりつけて走ってたら、信号で車止まっておっさん降りてきて怒鳴られたこともあったし、うっかり速度違反で捕まったのもゼルビスだよwww
ライダーズスクールで、白バイにぴったり後ろにつかれて怖い思いしたのもゼルビスだ。

一番好きなバイクだよ。

元はといえば、山田氏がバイク乗り始めて、俺もいいなー乗ってみたいなーってなったところからだった。何がいいって言われて、よくわかんなくって、腰が痛くなくって、燃費のいいやつ。
って答えた気がする。
そしたら、ゼルビスかカタナって言われて(カタナが腰痛くならないかどうかは知らん)、それで探してたんだ。
で、大学二年の時にやっと見つけれて。
免許をとるって時で、もうその場で手付け金払って抑えてもらった。
見つけれたのも、偶然だったけど。

出会えてよかったなって思えるバイク。
俺が五万キロぐらい乗ってきた。
メーターはひょっとしたら一周してるのかもしれない。わかんないけどね。
それで、去年のキャンプツーの帰り道。
白煙をあげて、どんどん回転数がさがっていくメーター。
途中で止まって色々見てみたけどわかんなくて、自走できなくなってレッカーしてもらった。
帰ってきて、見てもらうにしてもどうするか決められなくて。
ちょうど仕事もやめて、どうすることもできなかった。
どうすることもできなかったってのは理由にならないけど、一応書いておく。

そっから、半年ぐらい経った今。
仕事もまだ見つからないし、彼女にもふられて、ゼルビスも壊れたまんま。
今はセローがいるけれど、そうじゃない。
セローじゃないんだよな、って思ってしまうことがよくある。

多分俺は、このゼルビスをもう眠らせてやろうと思っている。
エンジンを開けてみて、部品が出るかどうかっていうのも気になるところではあるけれど。
俺は、こいつがここまで頑張ってくれたのを、無駄にはしたくない。
だからきっと、エンジンの載せ替えとかはしない気がする。

ゼルビスとも、きちんとお別れしようと思う。

だからって、俺がバイクを降りるわけじゃない。
これからもまだ乗るんだ。
そういう、意思表示のために。

楽しくて、素敵な思い出をくれたゼルビスが好きだ。
特別の(Xtra)、元気づける(ELate)、訪問者(VISitor)


天気のいい日にエンジン開けようと思ってます。





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